2019年12月09日

極彩色で有名といえば?【絵画・彫刻】カラフルアートとアーティスト

極彩色とは何色か?とすると、とても派手な色どりをイメージするほうが、簡単でわかりやすいかもしれないです。実は正直、極彩色の読み方をごくさいしょくと読んでいたことがあります。日本画だと極彩色よりも淡彩のほうが多い印象なので、ドキドキします。

例えば、宝厳寺や教王護国寺の五重塔もありますが(東寺の高さの高い国宝、大きい国宝は東大寺大仏殿のほう)、実際にリアルに見に行った感想として、日光東照宮 陽明門、動物や人物、霊獣の彫刻に興奮しました。修復後に見てきましたが、極彩色の彫刻のきれいさ、(ギリシャ彫刻もたしかにきれいですが)すごいです。一日眺めていても飽きない意味で日暮門の名前がピッタリ合うイメージです。和風の龍や獅子、息(いき、そくなど)や龍馬(りゅうめ)も見どころです。狩野探幽の色、注目です。ほかに最近だと、十二神将の極彩色話題もとりこぼせないです。

楽しい極彩色



ほどよくいくと、ほかに和風の絵の極彩色といえば、動植綵絵(どうしょくさいえ)やマス目描きの技法でおなじみ、伊藤若冲の名前も人気といえます。有名な作品、名画系多いです。江戸時代の日本人絵師(画家)ですが、天才アーティスト、芸術家といわれるのがわかります。動物や植物、鶏の絵でも有名ですが、旭日鳳凰図(きょくじつほうおうず、彩色方法に裏彩色を取り入れて白い羽根に絹裏から色を塗るなど)も画力があるや絵が上手いなどの表現の域を軽々と超えているイメージで、個人的には例外もありますが写実的で濃厚、濃密、料理の味に例えるとこってり味のイメージです。

伊藤若冲だと伏見人形や犬の絵の百犬図、猛虎図の虎もかわいいです。


絵で楽しむゲームといえば、貝合せ、最近はとあるお香屋さんで見れて嬉しかったですが、トランプの神経衰弱みたいな感じで、日本のこういう極彩色もうつくしいです。私が見たのは十二単姿の日本人女性の絵でした。

時代によって美人の判断基準は変化しますが、平安美人といえば有名なのは「引目鉤鼻」の描き方です。読み方は「ひきめかぎばな」、簡単にいえば鼻がくの字で、目の描き方は細線が特徴的です。感情移入しやすい顔のタイプといわれてます。漫画やアニメ、人物やキャラクターを描く人のなかでは有名な描き方といえます。貝合せといえばその入れ物も豪華ですが、初音蒔絵調度(はつねまきえちょうど)もチェックしておくといいかもしれないです。


ほかに妖怪退治図屏風も極彩色の印象ですが、関連して原色アーティスト・エキセントリックで名高い奇想的な画家といえば曾我蕭白(そがしょうはく)のカラフルアートもパワフルです。


ベースとしての白黒絵と雪舟



とりこぼせない内容として、色といえば、白と黒の絵も重要といえます。世界的に有名な画家のひとり、光の画家といわれるレンブラントの代表作品のひとつの「夜警(The Night Watch)」は特に、色彩はついているものの、頭の中でモノクロの絵に変換してみると重要性がわかりやすいと思いますが、白黒の絵といえば、日本に墨絵・水墨画があることをふくめても、雪舟の良さがきわ立ちます。


一気に追加すると、雪舟は拙宗(読み方は同じせっしゅう、38歳で改号、フルネームは雪舟等揚)でした。師の周文は、宋・元の絵画を学んだ画僧で(京都の相国寺にいた宋元画が得意お坊さんなど、寒山拾得図は重要文化財。水色巒光図や竹斎読書図など、真筆☓)、拙宗の意味は、周文の師の如拙(日本の水墨画を開いたといわれる、瓢鮎図は代表作の1つ)を祖とします、という意味の名前です。四季花鳥図屏風は、松や岩だけでなく鶴の絵が描かれてます。一点だけといわれる真筆の花鳥図屏風は貴重です。四季山水図巻の山水長巻(絵巻物)は67歳頃、有名な自画像が71歳、破墨山水図が74歳頃の作品、慧可断臂図が77歳頃、天橋立図が80歳頃の作品ということで、日本各地も旅していてウォーキング効果もあったのかはわかりませんが、元気だったんだなぁという印象で、感慨深いです。
うれしくなります。


こういう方向性のほうがわかりやすいかもしれないですが、雪舟が水墨画家として初めて明(中国)に行く機会がきたのは48歳頃です。2年間ほど中国にいて日本に戻って帰国しているので、深堀りしてみます。


一応触っておくと、没骨については墨彩色濃淡、骨法・輪郭線なしの方法ととらえるほうが、わかりやすいかもしれないです。


細かくいくと、ぼかして立体感を出す方法と輪郭線の描き方、墨の線の太さや濃淡を使いこなすテクニックがすごいです。宋元画は「そうげんが(墨で描く水墨画、中国の絵画など)」と読みます。墨も中国で生まれてます。大和絵(やまとえ、吹抜屋台など)はもともと唐絵に対してから宋元画に対してなど色々あり、このあたりも楽しいものが目白押しです。


注目してるポイントは、極彩色の絵で有名な伊藤若冲が宋元画学びをしているところです。
個人的に重要です。

細かくつっついていくと、天橋立図(読み方は、あまのはしだてず)の興味深いところは、スケッチの積み重ねの賜物のようなリアリティーもそうですが、デジタルアートの制作方法でもしそうな、最初に元になる絵を描いた後につぎ足しで周りに絵を付け加えていったといわれているところです。名所絵(めいしょえ)という印象です。個人的にアール・ヌーヴォーでも人気のグラフィックデザイナー、イラストレーター、画家etc.ぴったりと当てはめる言葉を見つけるのはむずかしいですが、アルフォンス・ミュシャを不思議と連想するほとんど中国風の梅下寿老図(うめくぐりじゅろうず)もお気に入りなのですが、大下絵、すごいです。


チェックポイントで(頭の中の位置把握に)入れていくと、水墨画といえば東山文化、この文化代表の建築物といえば銀閣(金閣は足利義満のほう)などがあります。茶の湯や生け花が好きな人にとっても、特別な文化です。雪舟と同じ時代の有名な禅宗の僧だと、例えば一休宗純(いっきゅうそうじゅん)もいるので、おもしろいです。大和絵と水墨技法といえば、狩野派(雪舟を評価してくれたこともあり)も思い浮かぶので、うれしいところです。


最近はとりわけ、縁起のいいものが好きな人や、吉祥画が好きな人も多いのでプラスしておくと、人気の富士山の絵といえば、世界的に人気の日本人浮世絵師の葛飾北斎の富嶽三十六景や歌川広重(代表作に東海道五十三次など)も有名ですが、雪舟も「富士三保清見寺図(ふじみほせいけんじず)」の絵を描いているので、気持ちが明るくなります。三保の松原と富士山と清見寺(せいけんじ)や、あの五重の塔などのミックス絵です。中国の人の反応も興味深い話題です。周防国(すおうのくに)からとあることがあって石見国(いわみのくに)の東光寺(とうこうじ)に行ってますが、これについてはまた新しくピックアップしてみます。


絵としての色彩


フェルメールやゴッホといえば青と黄色、金色といえばグスタフ・クリムトetc.色々あるものの、色彩話題でからめとっていくと、モノクロ白黒の絵といえば雪舟の水墨画(中国から日本には鎌倉時代)に触れたところで、


例えば実際に、赤と青の絵といえば「不動明王二童子像(ふどうみょうおうにどうじぞう)」もあります。炎の描き方が知りたい人、迦楼羅(かるら、火の鳥でインド神話のガルーダ)の絵が見たい人にもおすすめの絵です。抽象画ジャンルで、赤・青・黃の構成だとピエト・モンドリアンも有名です。

白い色の話題で追加していくと、白い象といえばうつくしさ満載の「普賢菩薩像」も魅力的ですが、ぱっちり目のおもしろかわいい六牙の白象(ろくげのはくぞう)といえば「十二天像」もあってうずうずします。

滝の絵といえば、那智瀧図(なちのたきず)も目が輝きます。大和絵だけでなく水墨画の技法(岩壁あたり、山などの立体感のでっぱりとへこみ)もそうですが、月輪(がちりん、または日輪)も魅力的です。月といえば、柴門新月図(さいもんしんげつず)の月も小さいながら印象的ですが、こちらもきれいです。白といえば、モーリス・ユトリロをイメージする人も多いかもしれないです。


日本で有名な絵として、緑と青と金色の絵(群青と緑青・ぐんじょうとろくしょう)といえば尾形光琳の燕子花図(かきつばたず)、リズム感のある花の絵です(高低差による)。金箔好きの人だと、洛中洛外図や風神雷神図と同じくらい好きな人もおおいかもしれないです。発色のとてもいい、当時の最高級の岩絵の具で描いたといわれていて、つい見たくなります。

どんどんひもといていくと、雲の描き方といえば真ん中の余白にも引き寄せられる人気の風神雷神図の描法もありますが、金雲(きんうん)の絵といえば、狩野永徳の「洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)」もあります。金箔で金泥、豪華で華やかな絵なので気持ちが明るくなります。 


キラキラ系が好きな人も多いので金色関連でいくと、
法隆寺五重塔(ほうりゅうじごじゅうのとう)のスネークダンスもありつつ、蛇のデザインといえば金印(一番小さい国宝で有名)も、まぶしく見えます。金印は金の純度が95.1%、銀4.5%、銅0.5±0.5%の合金、一辺平均2.347cmとすると、一円玉(直径2cm)と比較してみるとその大きさ(小ささ)がわかりやすいと思います。興福寺中金堂鎮壇具(ちゅうこんどうちんだんぐ)の1mm以下砂金についてはおいときつつ、大きさや国王の文字が注目されてると思いますが、個人的に注目してるのは

金印の上のツマミ部分だったりします。


プラスして光によって変化するといえば、前に曜変天目茶碗についても触りましたが、片輪車蒔絵螺鈿手箱もつながります。読み方は、「かたわぐるままきえらでんてばこ」です。光で螺鈿が虹色に変わります。デザインでいけば、当時流行したのだと思いますが、箱を開けたときの、蓋裏の文様の蝶々や楓も注目です。秋草といえばもののあわれですが、松や鳥、梅などもきれいです。

完璧にはできないタイプですが、日数おかずにがんばります。
今日も一日、お付き合いただきありがとうございます!!


(本)参考資料
佐藤 晃子. 常識として知っておきたい日本の国宝50. 東京, 河出書房新社, 2007, 214p.

タグクラウド